スモールステップ

 今回は、「スモールステップ」についてお伝えします。個別の指導計画の作成や日々の指導にも使えますので、ぜひ取り入れてみてください。


 皆さんは、鉄棒の指導をする時にいきなり空中逆上がりを子供たちに教えますか?いきなり空中逆上がりをやるように伝えてもほとんどの子はできないと思います。本日は、空中逆上がりを例にしてご紹介いたします。

 上記は、空中逆上がりをできるようにしていくための目標設定になります。工夫次第では、さらに細かく目標設定することができますが、今回は5段階で説明します。

 子どもは目標がないと課題に取り組むことができません。特に成功体験が著しく少ない障害のある子どもたちは、さらに厳しいでしょう。いきなり高い目標を示すのではなく、個々に合わせた目標を設定します。レベルの低い目標でも達成することができれば、子どもは「またやりたい。」「もっとできるようになりたい。」という気持ちに変わります。繰り返し目標を達成することが子どもの成長に繋がります。

 このように補助をすることや坂道等の用具を用意することによって、障害のある子どもたちも他の子どもたちと一緒に学習することができるようになります。

 今回は空中逆上がりを例にしてお伝えしましたが、他の活動でもスモールステップ化をして指導をしてみてください。次回もお楽しみに!!

インクルーシブ教育研究室

インクルーシブ教育について研究しています。これらから少しずつページを作っていきたいと思います。

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