前回に引き続き、学校ボランティアについて紹介します。今回は、ボランティアをする大学生に必要なことをお伝えします。
1.報連相
ボランティアに入る学生の方にお願いしたいことは、「報告」、「連絡」、「相談」を必ず担任や管理職の先生にすることです。特に、怪我や児童同士のトラブル等は必ず担任に伝えるようにしてください。このようなトラブルが発生した時には、担任が保護者に連絡をすることになっているからです。
支援の方法についても、担任の先生と事前に確認をしておくとよいでしょう。子どもへの支援は、一人一人異なりますし、担任の先生の指導方針もあります。担任の先生とボランティアの方の支援方法が異なると、担任も子どもも混乱しますので、注意してください。
担任の先生は、忙しくてなかなか相談する時間がないかもしれません。このような時は、管理職の先生に伝えたり、担任の先生の机上にメモを置いたりしておくとよいでしょう。
学生ボランティアの方は、教員免許を取得していないので、分からないことがあって当然です。分からないことをそのままにしておくのではなく、職員に相談してください。きっとよいアドバイスをいただくことができますよ。
2.子どもへの支援
子どもたちとの信頼関係を形成するためには、子どもの良い所を誉めていきましょう。また、アドバイスをしてできるようにしていきましょう。私が学生ボランティアを始めた頃に鉄棒の授業がありました。逆上がりができない子にアドバイスをしてできるようにしました。その結果、周囲の子どもたちから「あの先生(ボランティアの私)に教えてもらえば、逆上がりができるようになる。」と感じてもらうことができて、多くの子どもたちが私に集まるようになりました。
特定の子どもばかり支援をしていると、子どもたちから「あの先生は、○○さんにひいきをしている。」と思われるようになります。一人の子だけではなく、できるだけ多くの子と接してあげるようにしてあげてください。
子どもたちは、若い学生ボランティアの方がいると、甘えるようになります。この甘えが子どもや学生ボランティアの方にとって、マイナスになることがあります。子どもと適度な距離で接するようにしましょう。
支援方法は、子ども個人や学級の実態によって異なります。上記の「報連相」で挙げましたが、必ず担任の先生と確認をするようにしてください。
前回の記事でもお伝えしましたが、障害のある子どもたちが通常の学級で学ぶためには、担任以外の支援者が必要です。担任以外の支援者が子どもたちに適切な支援を実施するためには、「報連相」が大切ですので、必ず行うようにしてください。次回は、発達障害について紹介します。お楽しみに!!
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