前回に引き続き、学習障害の特性や支援についてお伝えします。今回は算数障害です。学習障害の背景については、前回の記事をご覧ください。
算数障害について
(特性)
・数の大小のイメージをもつことができないです。(数を正しく数えることができない)
・繰り上がりや繰り下がりの計算が苦手です。
・計算に時間がかかります。
(支援)
・算数ブロック等の具体物を数字カードの上に数を数えながら置いてみましょう。
・かけ算の筆算(小学3年生)を学習する時に九九を覚えていない子は、九九表を見ながら途中式を書かかせましょう。(計算の手順を理解させます)
・繰り上がりや繰り下がりの計算の時には、図を描いて考えさせましょう。
学習障害は上記の図のように視覚的な支援を活用して考えさせることが大切です。学年に合った学習をできるようにさせることを目指すのではなく、個人のレベルに合った目標設定をしましょう。できない問題を繰り返すよりも「できた。」という成功体験をさせることが大事ですので、子ども一人一人に合った支援をしてあげてください。次回もお楽しみに!
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