2022.02.25 22:00自閉症スペクトラム障害 前回の記事では、発達障害についての特性やよくある誤解についてお伝えしました。今回は、自閉症スペクトラム障害の特性を生かした支援方法についてお伝えします。特性1.強いこだわりをもつ。 自閉症の子どもたちは、マイルールを決めていることがあります。これは、わがままではなく、自分にとって生活しやすいように考えているのです。一度決めた予定の変更が苦手な部分も見られます。 また、自分の得意なことや興味のあることの知識が豊富です。自分の興味があることは、集中して長い時間取り組むことができます。支援 マイルールについては、可能な限り本人の意思を尊重してあげるとよいでしょう。変更が必要な場合は、変更することによるメリットと理由を本人に伝えたり、一緒に変更案を考えたりす...
2022.02.18 21:25発達障害について 今回は発達障害について十分な知識がない現職の先生方、将来教員を目指している大学生の方にも分かるようにお伝えしていきます。 発達障害には、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)等があります。これらの障害を診断するのは、保護者や教員ではなく医師が診断することになります。また、複数の障害を抱える子ども(例:ASDとLD)もいます。
2022.02.11 21:45大学生による学校ボランティアへの参加2 前回に引き続き、学校ボランティアについて紹介します。今回は、ボランティアをする大学生に必要なことをお伝えします。1.報連相 ボランティアに入る学生の方にお願いしたいことは、「報告」、「連絡」、「相談」を必ず担任や管理職の先生にすることです。特に、怪我や児童同士のトラブル等は必ず担任に伝えるようにしてください。このようなトラブルが発生した時には、担任が保護者に連絡をすることになっているからです。 支援の方法についても、担任の先生と事前に確認をしておくとよいでしょう。子どもへの支援は、一人一人異なりますし、担任の先生の指導方針もあります。担任の先生とボランティアの方の支援方法が異なると、担任も子どもも混乱しますので、注意してください。 担任の先生は、忙し...
2022.02.04 21:30大学生による学校ボランティアへの参加1 学校現場では、ボランティアやインターンシップとして、大学生が支援をしている学校が増えてきています。この学校ボランティア制度は、教員を目指す大学生、学級担任の教員双方にとってメリットがあると感じます。私自身も大学生の時に学校ボランティアで多くのことを学びましたし、担任になってからは、学生ボランティアの方の支援で助けられたこともあります。 今回は、学生ボランティアとして参加する大学生側と受け入れる学校側のメリットをお伝えします。学校側のメリット・支援を要する子どもに対して、個別の支援を行うことができる。・体力のある学生に力仕事をお願いすることができる。・休み時間に子どもたちの遊び相手をしてもらえる。・専門的知識のある学生から子どもたちにアドバイスをしても...