2022.07.30 00:27夏休み中の研鑽について 久しぶりの投稿になりました。夏休みに入って1週間が過ぎましたが、皆様お体を休められているかと思います。夏休みは体を休めると同時にスキルアップする時期になります。無理をしない程度に夏休み明けに向けて準備していきましょう。①書籍を読む。 自分が尊敬する先生や専門教科の本を読むことをおすすめします。普段は授業があってなかなか本を読むことはできませんが、夏休み期間中に集中して本を読むとよいです。通常級の先生におすすめしたい本は、「通常学級での特別支援教育のスタンダード」です。この本は、通常級の先生が取り組むべき支援が1冊の本にまとめられています。②学会や研究会に参加する。 自分が学びたい教科や領域を積極的に...
2022.05.09 14:29第2回学習会終了報告 5月7日に第2回インクルーシブ教育研究室学習会を開催いたしました。使用した資料を紹介しますので、ご覧ください。アセスメントと個別の指導計画作成 一人一人に合った支援を行うためには、子どもたちのことをよく知っておく必要があります。子どもの苦手なことだけではなく、得意なことにも目を向けることがアセスメントの基本です。 今回も前回に引き続き、ご参加していただいた先生方と意見交換をしました。第3回の学習会も開催予定ですので、皆様のご参加をお待ちしております。
2022.04.17 05:14インクルーシブ教育研究室第2回学習会 4月2日に記念すべき第1回の学習会を開催しましたが、5月7日に第2回の学習会を開催します。多くの方のご参加をお待ちしております。 テーマは、「アセスメントと個別の指導計画の作成」です。新年度がスタートして1か月が経ちますので、個別の指導計画を作成する時期かと思います。形式上の指導計画ではなく、指導に生かしたり、次年度に引き継いだりできるように考えていきます。日時:5月7日(土) 20時~21時15分 (19時50分~入室可能)参加費:無料開催方法:ZOOM内容:1.インクルーシブ教育について 2.アセスメントと個別の指導計画作成について 3.情報交換会(参加者のみなさんと話し合う会です。)申し込み方法① こくちーずプロより申し込む。 URL:http...
2022.04.08 21:40インクルーシブ教育に必要なこと(教育制度編) 前回に引き続き、「インクルーシブ教育を実施するために必要なこと」をお伝えします。現在の学校現場の問題点を取り上げて、改善策を提案します。皆様のご意見をコメント欄やTwitterに返信して頂けると嬉しいです。2回目は、教育制度編です。 少し前の情報にはなりますが、全ての小中学校に特別支援学級が併設されている川崎市では、特別支援学級の児童生徒が増加傾向であります。これは特別支援教育に対する保護者の理解度が上がったことも挙げられますが、通常の学級で学習できないから特別支援学級に転籍を余儀なくされたケースもあります。可能な限り通常の学級で子どもたちが学べるような教育制度について考えていきたいと思います。
2022.04.02 21:00第1回学習会終了報告 昨日(4月2日)に第1回インクルーシブ教育研究室学習会を開催いたしました。使用した資料を紹介しますので、ご覧ください。①インクルーシブ教育とは②自閉症の子供たちへの支援 その他にも参加して頂いた先生方と意見交換をしました。今後も参加される先生を増やして学習会を開催していきたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。
2022.04.01 22:30インクルーシブ教育に必要なこと(教師編) 今回のテーマは、2回に分けて「インクルーシブ教育を実施するために必要なこと」をお伝えします。現在の学校現場の問題点を取り上げて、改善策を提案します。皆様のご意見をコメント欄やTwitterに返信して頂けると嬉しいです。1回目は、教師編です。 特別支援教育を推進していくためには、教師の専門性が求められます。現状の制度でぜひ皆様に取り組んでいただきたいことは、1月に紹介した「特別支援教育に対する教師の専門性」に書いていますのでご覧ください。特別支援教育に対する教師の専門性1特別支援教育に対する教師の専門性2 今回問題提起したいことは、特別支援教育に関する免許の問題です。特別支援学校の免許には、視覚、聴覚、知的、肢体、病弱の領域がありますが、特別支援学校の...
2022.03.31 22:00ご報告 いつもインクルーシブ教育研究室のホームページをご覧いただきありがとうございます。私事ですが、皆様にご報告があります。今年度から2年間現場を離れて教職大学院で特別支援教育を勉強することになりました。 現場を離れても引き続き、特別支援教育を皆様に発信できるようにしていきますので、今後もよろしくお願いします。
2022.03.25 21:30発問の工夫 子どもは、教師の発問の工夫によって、しっかりと自分の考えをノートに書いたり、発表したりできるようになります。知識が十分ある子どもなら抽象的で曖昧な発問でも答えが分かることもありますが、クラスで支援を要する子どもたちには難しく感じます。今回は、子どもたちが答えやすい発問の仕方について紹介します。①答えが見える発問 この発問は、特に授業の導入時に欠かせません。社会科の授業で子どもたちに昔の家の写真を見せます。この場面で「どうして今の家と昔の家は様子が違うのですか?」と理由を聞いても子どもたちは分かりません。写真を見ても分からない発問ではなく、「この写真を見て今の家と違うところはどこですか?」と発問すると、写真を見たらすぐに分けるので学習の苦手な子どもたち...
2022.03.18 21:50学習障害2 前回に引き続き、学習障害の特性や支援についてお伝えします。今回は算数障害です。学習障害の背景については、前回の記事をご覧ください。算数障害について(特性)・数の大小のイメージをもつことができないです。(数を正しく数えることができない)・繰り上がりや繰り下がりの計算が苦手です。・計算に時間がかかります。(支援)・算数ブロック等の具体物を数字カードの上に数を数えながら置いてみましょう。・かけ算の筆算(小学3年生)を学習する時に九九を覚えていない子は、九九表を見ながら途中式を書かかせましょう。(計算の手順を理解させます)・繰り上がりや繰り下がりの計算の時には、図を描いて考えさせましょう。
2022.03.18 13:54インクルーシブ教育研究室第1回学習会 令和4年度よりオンライン学習会を実施いたします。初めての試みですので、トラブルが起こる可能性もありますが、多くの方に参加して頂けると幸いです。日時:4月2日(土) 20時~21時15分 (19時50分~入室可能)参加費:無料開催方法:ZOOM内容:1.インクルーシブ教育について 2.自閉症について(4月2日は世界自閉症啓発デーです。) 3.情報交換会(参加者のみなさんと話し合う会です。)申し込み方法:① こくちーずプロより申し込む。 URL:https://kokc.jp/e/98c0023bb4bfe3a4af9ec654ee478d75/ ②オープンチャットに参加する。(下記のQRコードを読み取ってください。)
2022.03.17 13:56LINEのオープンチャットを開設LINEのオープンチャットを開設いたしました。参加して頂けると以下のメリットがあります。・特別支援教育についてのお悩みを解決することができます。 ・オンライン学習会に当面の間は申し込みをしないで参加することができます。 ・オンライン学習会やホームページの更新情報を知ることができます。特別支援教育に興味のある方ならどなたでもご参加できます。学生さん、通常級の先生も大歓迎です。
2022.03.11 22:00学習障害1 前回の記事では、注意欠陥・多動性障害の特性や支援についてお伝えしました。これから学習障害の特性を生かした支援方法について、2回に分けてお伝えします。今回は、書字障害と読字障害、次回(3月19日)に計算障害についてご紹介します。学習障害の背景 学習障害は、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論することについてのつまずきが見られます。学習障害は自閉症スペクトラム障害や注意欠陥・多動性障害と異なり、生活面においてのつまずきがほとんど見られないことから、見えない障害とも言われています。そのため、医師が診断することも難しいのが実情です。学校現場でも学習障害について十分啓発されていないため、学習ができない子と見られがちです。書字障害について(特性) 作...